クルマ好きが集まる隠れ家 ザ・ヴィジット

ポジション調整

ポジション調整(SR-S)

BMW 3シリーズでRECARO SR-Sを使用されているお客様のシートポジションを調整させていただきました。

今回のお客様は、オーナーのご主人様と奥様で共有するためにシートポジションを調整して欲しいというご要望でした。おふたりの身長差がかなりあって、共有するのは難しいですが、ご主人は着座位置が高くなっても構わないとのことで、それよりもごく稀に奥様が運転する際、今のままではアクセルとブレーキのペダルが踏みづらく、安全性に関わると危惧されていました。

まずはご主人と奥様の着座位置を確認させていただきました。現状ではワンポジションタイプのRECARO純正ベースフレームにスペーサーなしで取り付けしています。普段奥様が運転される際には、シートクッションに50mmほどの社外品クッションを挿入。背中にも20mmほどのクッションを入れられているとのことです。

この状態でRECARO純正ベースフレーム付属のスペーサーを入れても20mm程度しかあげられませんので、BMWの純正ベースフレームには付属していませんが、他の車種に使用しているアダプターフレーム(コの字型のボックス)を使って嵩上げしました。さらにこのアダプターフレームとシートレールの取付位置に13mmのスペーサーを挿入。またリア側はさらに2mm追加。SR-Sは、シートクションに角度が付いていますので、臀部が下がっていると奥様が運転しにくいと予測し、リア側を工夫してトータルで6mmあげました。

奥様に試座していただいたところ、前方の視界も確保できて、ブレーキとアクセルのペダルにも何とか届くようになりました。前後のスライド位置が現場よりも前に出すことが難しいため、腰あたりにクッションを敷けば、今までよりもずっと確実にブレーキとアクセルが踏めるとのことでした。

ご主人にも着座していただきました。かなり着座位置は高く、ルーフとのスペースもかなり制限されてしまいましたが、運転するのには問題ないとのことでした。

純正シートでは腰が痛くなってしまうため、何としてもRECAROシートを使用したく、おふたりで共有するにはどちらかが少し我慢していただく必要がありますが、今回は優しいご主人が奥様のためにシートポジションの調整を希望されました。

ご来店・ご相談いただきありがとうございました。


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