SUBARU BRZでSR-6を使用されているお客様のシートポジションを調整させていただきました。

関西方面からお越しのお客様で、以前から他のクルマでもRECAROを使用していますが、このBRZに装着したSR-6のシートポジションにお悩みでした。これまでのRECAROのフィーリングと若干異なり、座っていてしっくりこないという感覚です。どちらかというとおしりが前滑りする感じがあり、かつ目線が少し低いのではということでした。

小柄なお客様ですので、BRZのようなスポーツカーのレイアウト（ダッシュボードの高さ、ステアリングやペダルとの距離など）に対して、取り付けした着座位置がまずは低すぎるということでした。おしりの前滑りを抑えようとすると座面に角度をつけるのが一般的な対応になりますが、今回のお客様の場合、既にフロント側に13mmのスペーサーが入っているので、これ以上、座面に角度をつけるのはおすすめできません。これ以上、角度をつけてしまうと、骨盤が上を向いてしまい、SR-6の本来の性能を損なうことになる可能性があります。ということで、まずは全体的に6mmあげることにしました。ただフロント側がプラス13mmというのも若干きつい角度だと思いましたので、1mm減らして12mmプラス6mmに変更しました。

お客様に着座していただいたところ、目線が非常に良くなったというのと、おしりが前滑りする雰囲気が緩和されたと満足いただきました。6mmの違い、かつフロント側の1mmの違いで、こんなにもシートに対する感じ方が変わるのかと驚かれていました。

わずか1mm。わずか6mm。人によって感じ方は異なりますが、着座しているフィーリングは大きく変わります。どんなに良いシートであっても、クルマに適した、あるいは人に適した、着座位置に取り付けなければ、本来の性能を感じていただくことができない場合があります。" シートポジションの調整 "というのは、とても重要です。THE VISIT SUZUKAでは、RECAROシートを使用されている方のシートポジションを調整して、より快適に、よりクルマの運転が楽しくなるようなお手伝いをさせていただいています。

ご来店いただき、ありがとうございました。

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