クルマ好きが集まる隠れ家 ザ・ヴィジット

ポジション調整

ポジション調整(LX-F)

アルファロメオ156でRECARO LX-Fを使用されているお客さまのシートポジションを調整させていただきました。

アルファロメオ156と言えば、スポーツセダン系っぽいスタイリングですが、かつてヨーロッパにてツーリングカー選手権で活躍した車両で、お客さまのクルマもマニュアルミッションでした。運転席のレイアウトもどちらかというとスポーティです。そのクルマにLX-F (?)ということで、お客さまご自身もシートポジションに違和感がありました。

話を伺いますと、以前ハイエースに使用していたLX-Fを移設されたとのことでした。RECAROシートのメリットは、クルマを変えても他の部品よりは、移設して使い易いということでもあります。ただ今回のケースは、SUVやミニバンなどに適したLX-Fモデルでしたので、スポーティなレイアウトのアルファロメオ156には、厳しかったです。その理由は、座面の角度にあります。着座位置の高いクルマに適したLX-Fですので、ファルファロメオのように低い着座位置でクラッチを踏み込むような姿勢には、座面の角度が足りていないということになります。その結果、おしりが前すべりする感覚が生じてしまうということ、さらにおしりから膝までの大腿部が十分にサポートされていないことから、おしりの左側に少しストレスを感じてしまうという症状がありました。

シートポジションの調整としては、前側に7mmのスペーサーを追加して、座面に角度をつけさせていただきました。それ以上は、LX-Fというシートの本来の性能を損なってしまう可能性もありますので、第1段階としてそのように調整しました。おしりのサポート感もあがり、ペダルへのアプローチもすごく良い感じに変わったと納得いただきました。

マニュアルミッションのアルファロメオ156というスポーツドライビングも楽しめるクルマ。お客様も大変気にって所有されているので、クルマの運転を楽しみたいとのことです。今回のポジション調整でも、実際に運転していてストレスを感じられるようであれば、LX-FからSR-S系のスポーツシート、あるいはフルバケットシートへの交換も検討されるとのことでした。

クルマの運転をストレスなく楽しみたい。クルマ好きの原点ですね。シートポジション、そしてヒトとクルマとシートの組み合わせについても、ぜひヴィジット鈴鹿にご来店いただき、ご相談ください。

ご来店ありがとうございました。


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