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ポジション調整

TOYOTA 86でPRO RACER RMSを使用されているお客様のシートポジションを調整させていただきました。

RECARO RS-GからRMSに入れ替えたのち、シートポジションの調整がもう少しできるのではないかと感じていたそうです。遠方からご来店いただき、シートポジションの調整をご相談いただきました。

まずはポジション。シート取付位置が少し低いのではと感じました。TOYOTA 86では、ステアリングがもう少し手前に伸びてくれればと悩んでいる方も多いのではと思います。ステアリングの良い位置にするとペダルが奥に深く、ペダルに合わせるとステアリングとステリングポスト下の脚のスペースが狭くなってしまう傾向があるのかなと思います。特に小柄な方や、大柄な方になると良いシートポジションを探すのがちょっと難しくなりそうです。

今回のお客様はどちらかというと小柄な方ですが、シートポジションは低い方が好みとのことでした。現状の着座位置を見せていただきました。パッと見たところ、スポーツドライビング志向のポジションとしては、それほど悪くもないのですが、一般的には少し低すぎるかなと感じました。脚と膝は、もう少し角度を付けたほうがペダルが踏みやすそうです。

そこで、まずはサイドアダプターとシートレールの間のスペーサーを6mmだった状態から13mm(6+7mm)に変更してみました。角度もサイドアダプターの取り付け穴を使用して前側を1.5度あげてみました。その状態で店舗周辺を試走していただきました。

脚や膝の角度もすごく良くなっているし、シートが身体に入っている感じがして、安心感があるというコメントをいただきました。座面に角度が付いたことで、座面がしっかりと脚全体をサポートしている感じがするし、ペダルも踏みやすくなったようです。ただ、今までよりも身体をシートに預けられるようになった分、少し腰に痛みを感じるとのことでした。痛みとは、身体の骨とシートの硬い部分があったている感じだそうです。

そこでもう少しシートポジションをあげて、寝かせた角度を少し戻してみることにしました。7mmのスペーサーを抜いて元に戻したあとで、サイドアダプターの取り付け穴を使用して17mmあげました。結果、さらに10mm(最初のセッティングからは17mm)あげたことになります。寝かせた角度も1.5度戻しましたが、座面の角度がやっぱり1.5度あげた状態の方が良いとのことでした。目線の高さ、寝かせ具合、脚のサポート、ペダルの踏み具合など、シートポジションとしてはこの状態がとても良いと。あとは腰の痛みがなくなるかどうかです。この点は、体つきや骨の具合なども影響しますので、お客様ひとりひとり感じ方は異なります。今回は、RMS付属のチップウレタンを腰のパッド裏に挿入してクッション性をあげることにしました。しばらくこのセッティングで乗っていただき、またご来店いただくことになりました。

PRO RACER RMSは、かなり調整幅があり、多くのプロドライバーとのテストを繰り返しながら、開発したモデルです。その性能の良さを感じていただくためにもシートポジションの調整はとても大切です。今回のお客様もわずか6mmのスペーサーでこんなにも印象が変わるのかと驚かれていました。

RECAROシートをご利用のお客様。是非、THE VISIT SUZUKAまでシートポジションの調整をご相談ください。
お待ちしております。


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