クルマ好きが集まる隠れ家 ザ・ヴィジット

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ポジション調整(SR-C)

ホンダ N-ONE CustomeでSR-Cを使用されているお客様のシートポジションを調整させていただきました。

これまでLX-F、SR-7Fを使用されてきましたが、最近SR-Cに交換されました。 LX- FやSR-7Fに慣れていたそうですが、SR-Cが最新モデルと聞き、買い替えされたそうです。実際使用してみると、LX-FやSR-7Fの座面との違いは明確に感じられています。特に背もたれの脇のサポート(バックレスト・サイドサポート)のホールド性がすごく良くなっていて、その割に肩や腕が動かしやすいとのこと。ただストレスに感じているのは座面でした。LX-FやSR-7Fは、座面の角度をフラットな状態で使用していたので、SR-Cもフラットにしたところ、おしりがやや前滑りするのと、膝裏のサポートが少し足りなかったそうです。そこで角度をつけてみましたが、今度は座面の深さが変わった印象で膝裏の当たりがきつくなってしまったとのことです。さらにシートの前後スライド位置を前側にすると、アクセルペダルを踏み込む時に足首が窮屈になる。1ノッチ後方へ下げると、アクセルペダルを緩めた時に足首が窮屈になる。足首の角度も気になり、身体の疲れも感じるとのことでした。

日頃、お付き合いのある店舗が横浜と大阪にそれぞれあって、何度も相談をしながら、それでもストレスが解消されなかったそうで、THE VISIT SUZUKAの店舗にご来店・ご相談いただくことになりました。

まだお客様のストレスを解消する方法がぼんやりとしていたので、店舗に展示しているLX-FとSR-7Fに座りながら、じっくりとお客様の感じられていることをお聞かせいただきました。

現状、RECARO純正ベースフレームの前側取付位置が一番上の穴。後側の取付位置が一番下の穴になっていました。これは角度がきついという印象です。では後側をひとつ上にあげて真ん中の取付穴位置に変更することで、角度がきついというのを解消すると同時に、足首の角度も少し楽になるのではとお話ししました。ただ実はそれも試してみたことがあるようで、あまり良い印象ではなかったそうです。

そこで、まずはベースフレームとシートの間に使用されているスペーサーの高さ20mmを前後とも4mm下げて16mmに変更。さらに角度がつき過ぎていた取り付け方法を変更して後側を13mm上げました。単純に座面の角度を少し戻すだけではなく、シート全体の高さを下げてみました。そうすることで、膝の位置が下がってペダルへのアプローチが楽になるかもしれないという想定と、後側をあげることで目線が高くなる分を緩和。座面の角度がキツすぎるというのと足首の角度がきついという2つのストレスを緩和できるかもしれないという想定でした。その状態で、店舗周辺を少し試乗していただきましたところ、ずいぶん良い感触になったとコメントいただきました。

まだこれでは完全に解決となっていないかもしれないので、お客様にはもう少し長距離乗られてから、具合が本当に良くなったかどうか教えていただくことになりました。

わざわざ遠方からご来店いただきましたので「来てみてよかった」と帰り際にお話しいただき、嬉しい限りでした。
またのご来店をお待ちしております。


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