クルマ好きが集まる隠れ家 ザ・ヴィジット

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マツダのロードスターにRS-Gを使用されているお客様のシートポジション調整をさせていただきました。

RS-Gは、インターネットで購入。購入時に身長や体重を回答して、シートとシートレールが組んだ状態で届いたとのこと。そのままご自身で装着されたそうですが、ストレスは3つ。ひとつ目は、前側にもっとスライドして欲しいが、コンソールにシートが干渉してそれ以上前に動かない。ふたつ目は、シートレールの前後スライドが非常に渋い。みっつ目は、大腿部のサポートが少し甘い。結果、1-2時間で腰が痛くなる感じがするとのことでした。

RS-Gの取り付け状況は、前下がり(サイドステーの取付穴が前側は3つ穴の真ん中。後側が3つ穴の上側でした)。
身長175cmの男性ということで、後方へのスライド量を確保する想定だったのではないかと思います。
ただ、この男性は、過去にサーキット走行の経験もあるし、マニュアル車で、ステアリングをしっかり両手で握り、かなり前よりのポジションで運転される方。むしろシートスライドの後側はあまり必要ないとのことでした。目線、シートの高さも余裕がありました。

ということで、作業としては2つ。まずはRS-Gをドア側へ5mmオフセット(ハンドルセンターは少しずれるものの、あまり気にならないし、ペダルに対してはこの位置が好みとのこと)。続いてシート角度の変更。サイドステーの取付穴を前側は3つ穴の上側。後側は3つ穴の真ん中へ変更。元々の取り付け状況とはまったく逆となりました。そうすることで「大腿部のサポートがあがり、背中とシートの接地面が広くなった」という印象。これは身体をしっかりとシートに預けられる角度になったということです。オフセットと角度の調整を組み合わせることで、センターコンソールとシートの干渉を緩和し、前方へのスライド量が46mmほど増えました。シートスライドが渋いというのも改善されました。

「わざわざ遠くから来た甲斐がありました」と大変満足いただきました。
折角、素晴らしいクルマに乗り、RECAROのシートを選んでいただいています。お客様に最適なシートポジションで快適かつ愉しいドライビングを満喫していただきたい。そのためには、RECAROシートの性能を最大限発揮する着座位置(取付位置)を突き詰めるというのはとても大切だと思います。ヒト・クルマ・シートモデルの組み合わせによっては、調整幅のあるものと、調整できないものがありますが、お客様のストレスを少しでも緩和できるようお客様と一緒に作業させていただきます。

THE VISIT SUZUKAでは、RECAROシートを使用していただいているお客様のシートポジション調整を無料で対応しております。お気軽にご相談ください。

注)尚、自動車メーカーで純正採用されているRECAROシートにつきましては、対応できませんのでご了承ください。
またRECARO純正ベースフレーム(シートレール)以外のお客様も原則対応不可となります。


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