クルマ好きが集まる隠れ家 ザ・ヴィジット

ポジション調整

ポジション調整(RSS)

HONDAシビックでRECARO RSSを使用されているお客さまのシートポジションを調整させていただきました。

以前、SR-7を使用されていてRECARO RSSに変更されました。取り付けは、SR-7と同等の高さを狙ったとのこと。ただ膝裏の隙間が気になり、数ミリ前上げにすると共にサイサポートに5mm程度の市販パッドを挿入されていました。お客さまご自身も逆にその市販パッドが悪さをしていると感じ、外されて使用していましたが、それでもシートに対するフィット感に物足りなさを感じていらっしゃいました。おしりの尾てい骨あたりに少しストレスも感じていらっしゃいました。

着座させていただきましたが、シートポジションを調整するのに色々とメーカー基準外のことをされていましたので、一旦すべてをリセットして、HONDAシビックというクルマのレイアウトに対してRECARO RSSが正しい性能を発揮するだろうという想定で、推奨するシートポジションで取り付け直しをさせていただきました。

作業完了後にお客さまに着座していただきましたが、目線の高さ・シートの角度、そしてその適正角度によるRSSのホールド感をしっかりと感じていただけるようになりました。

RECARO RSSは、RECARO RMS同様に、シートポジションの調整範囲がとても広く利便性の高いモデルです。一方では、調整幅が多いゆえに、どのポジションが正しいのかと迷われるお客さまもいらっしゃいます。というのが一般的な解釈ですが、実は、クルマ・ヒト・シートの組み合わせと考えると、そのクルマにとっての適正なシートポジション(高さや角度)というのはそれほど広くはありません。調整域が広いというのは、レイアウトの難しいクルマであったり、あるいは身長や体格が標準と大きく差がある場合に、適応範囲が広いという意味で、無数にシートの角度や高さが選択できるという意味ではないのです。今回のお客さまのRECARO RSS取り付けは、メーカーが考える取付方法の基準からいろいろと工夫をし過ぎたことが、結果としてあまり良い方向にいっていなかったようです。

お客さまには、今回の取り付け角度がどうかということを感じていただきながら、しばらく使用していただくようお願いさせていただきました。もしかしたら少し"寝過ぎ”と感じるかもしれませんし、もう少し目線を下げても良いと感じるかもしれませんし、クラッチやアクセルあるいはステアリングが遠く感じて気になるようになるかもしれません。しばらく使用していただき、もしまた違うストレスを感じることがあれば、いつでもご相談くださいとお伝えさせていただきました。

ご来店・ご相談いただきありがとうございました。


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