クルマ好きが集まる隠れ家 ザ・ヴィジット

ポジション調整

ポジション調整(RMS)

TOYOTA GRヤリスでRECARO RMSを使用されているお客さまのシートポジションを調整させていただきました。

東京よりわざわざこのために鈴鹿までご来店いただきました。購入されたRECARO正規取扱販売店にご相談いただくも良くならなかったとのことでした。まずはRECARO RMSの使い方としてこれが本当に正しいのかどうか見て欲しいというご相談でした。

まず最初に稀にあるRECARO RMSの取付方法として、シートとスライドレールを留めるサイドステーの使用方法が間違っていました。前後の方向が逆になっていました。GRヤリス向けのRECARO純正ベースフレームは2種類あります。かなりローポジションが可能な"ワンポジションタイプ"のベースフレーム。そして3段階で高さが調節できる"3ポジションタイプ"のベースフレーム。お客さまが選択されたのはローポジが可能になる"ワンポジションタイプ"でした。小柄な方ですので、恐らく着座位置を高くするために工夫された結果、サイドステーを逆に取り付けたのではないかと思います。ただこのタイプのベースフレームには、ローポジから高さを上げるための部品(アダプターフレーム)というのが付属していますので、これを使用していれば正しいサイドステーの使い方でも十分な高さで取り付けできたと思います。

いずれにしても正しい取付方法にて変更しました。次に現在の取り付け角度を確認させていただくと、かなり起きていて「背中で座る」というよりも「おしりで座っている」状態になっていました。そのため運転中にどうしてもハンドルにしがみついてしまう感じがあったそうです。

着座位置と取付方法を正しくさせていただき、お客さまに試座していただきました。座った瞬間、RECARO RMSの本当の良さを十分に感じていただきました。目線の高さ、ペダルの踏みやすさ、ハンドルまでの距離感、前後のスライド量、そしてシートに対するフィット感がまるで違うと満足していただきました。「わざわざ鈴鹿まで来た甲斐があった」と言ってくださいました。

遠方よりご来店・ご相談いただきありがとうございました。


pagetop