クルマ好きが集まる隠れ家 ザ・ヴィジット

ポジション調整

ポジション調整(RCS)

MAZDAロードスターでRECARO RCSを使用されているお客さまのシートポジションを調整させていただきました。

このためだけにわざわざ埼玉県大宮市からご来店いただきました。運転していて、おしりが少し痛くなるという点。そして背中がどうしても浮いてしまう感じがありフィット感がないというご相談でした。

まずおしりが痛くなるのは、このお客さまのケースでいうと着座位置のオフセットに問題があるように感じました。NDロードスターの場合、ペダルの位置が全体的にドア側に寄っていて、ペダル操作をするたびに上半身と下半身が異なる方向にねじれてしまう傾向があります。高身長で細身のお客さまでしたので、ペダル操作を繰り返すたびに身体が動いてしまっていたのではないかと感じました。そのためまず着座位置をドア側に5mmオフセットさせました。

次におしりから太ももまでの面圧を確認しましたが、もう少しシート全体の角度を寝かせても良いのかと感じましたが、今の取付位置から角度だけを変えると、単純に上半身が後傾して座面が上に上がってくるだけになりますので、シート全体の取付位置を現状から5mm下げるようにしました。

お客さまに試座していただきましたが、「どこがどう良くなった」というのは表現しずらいけれども、座った瞬間から明らかに姿勢がすごく良いと感じていただきました。作業前に確認したおしりから太ももまでの面圧も広がっていると感じていただき、背中も肩まわりもしっかりとシートを感じると言っていただきました。

鈴鹿から埼玉までの長距離を運転していただかないと、本当に身体のストレスが解消されたかというのは検証できませんが、目線、背中の圧、おしりから脚までの角度など大変満足していただきました。

遠方よりご来店いただきありがとうございました。


pagetop